20歳になった君へ。
あの日、わたしは18歳の君を見つけた。
小さな体で誰よりも大きく手を振り、自分の名前を呼ぶたくさんの声に応える姿が印象的だった。
きらきらした優しい瞳でファンを見つめるその姿はあまりにも綺麗で、脆くて、透明だった。
そんな顔しないでよ。
こんなの、こんなの好きになるしかないじゃん。
そう思った瞬間にわたしはもう君に負けていた。
それから夏がきて、秋がきて、冬がきて、また春がきた。
君はステージの上で、泣いていた。
わたしがその涙の意味を全て理解する日はきっと来ないだろう。
嬉しさ、悔しさ、複雑に入り混じった名前を付けることのできない感情が君を包み込んでいた。
君は10代の自分を振り返った時、どんな思いを抱くだろう。
楽しかっただろうか。辛かっただろうか。
わたしはせめて幸せな思い出であってほしいと切に願う。
だってわたしを、わたしたちをたくさん幸せにしてくれたから。
アイドルになってくれてありがとう。
二度と戻ることのない10代のほとんどをステージに捧げてくれてありがとう。
20歳を迎えることにちょっぴり不安がっていたけれど、きっと大丈夫。
君が10代で経験した全てのことは、これからの糧になり盾となって守ってくれるはず。
もちろん君の横には守ってくれる4人の仲間もいる。
そしてわたしたち、ファンがいる。
何があってもきっと乗り越えられる。
だって君は絶対に幸せにならなきゃいけない人だから。
幸せになってもらわなきゃ困るから。
松島聡くん、20歳のお誕生日おめでとう。
いつまでも君の夢がステージの上で光り輝きますように。
いっぱいいっぱい幸せになってね。
10代の松島くん、さようなら。ありがとう。
20代の松島くん、こんにちは。よろしくね。
2017.11.27
あの頃の彼らへ。
5月7日、横浜アリーナで行われた「Sexy Zone presents Sexy Tour 2017 〜 STAGE」 最終公演に行った。
わたしが焦がれたキラキラの5人がそこにはいた。
この5年間、いろいろなことがあった。
わたしはその時の彼らをリアルタイムで応援することはできなかったけれど、今までの5年間の全てがこのコンサートに詰まっているような気がした。
決して平坦じゃなかった。
たくさん回り道をした。
でも、あきらめなかった。
5人は、Sexy Zoneをあきらめなかったんだ。
彼らが必死に夢見て、もがいて、信じて、掴み取った未来に、このコンサートがあった。
陳腐な言葉かもしれないけれど、ステージの中央で肩を寄せ合いSTAGEを歌いあげる5人の姿を、わたしは一生忘れない。忘れたくない。
そして、松島くんとマリウスくんの涙も。
突然だった。
わたしたちが歌うのを嬉しそうに聴いていた松島くんの顔が、一瞬でグラっと崩れた。
そして、彼の目から堰を切ったように涙が溢れ出した。
マリウスくんもそれにつられたのか、泣き出した。
どんなときも、なにがあっても、前向きに笑顔を見せてくれていた2人が、顔をくしゃくしゃにして泣いていた。
わたしたちに見せてくれる笑顔の裏で、彼らはどれだけ悔しい思いをして、どれだけ涙を流してきたんだろう。
2人は強い。
小さい体でお兄ちゃんたちの背中を追いかけていた5年前より、ずっとずっと大きくなって、強くなった。
やっと、泣けたね。よかったね。
わたしは泣きながらぼんやりそんなことを思った。
わたしの知らないあの頃、
2人が笑顔でいてくれていたことに、どれだけのファンが救われただろう。
きっと、たくさんの人たちが彼らの笑顔に、言葉に、勇気づけられたんじゃないかな。
5人も、ファンも、あきらめなかった。
だから今につながっている。
5年前の彼らは、言いようもない不安を抱えているような気がした。
映像を通して見ても、それは伝わってきた。
キラキラの衣装に身を包んで笑顔を振りまく5人に、これからどうなるんだろうという不安が透けてみえた。
アイドルになりたかったわけではないのに、いきなりグループのセンターという大役を任された15歳の少年。
夢にまでみたデビューだったけれど、思い描いた形と違う戸惑いの中、最年長としてみんなをまとめようとした17歳の少年。
自分が思っていたデビューの形とは程遠く、その現実を受け止めきれず、苛立ちを隠せなかった16歳の少年。
夢の舞台に立つことができたけど、めまぐるしく変わっていく毎日にただただしがみついていた13歳の少年。
異国の地にやってきて、わからないことだらけの中で、みんなの足を引っ張るまいと必死だった11歳の少年。
あれから5年が経った。
空ニカザシタ手ノヒラ___
あの頃と同じ衣装で、そう歌い上げながら掲げた掌の奥に見えた彼らの瞳には、もう迷いや不安はみじんもなかった。
ただ真っ直ぐに前だけを見据えていた。
自信に満ち溢れていて堂々とした5人の姿がそこにはあった。
これからなにがあってもこの5人なら大丈夫。
素直にそう感じた。
本当に本当に素敵な、最高なコンサートだった。
Sexy Zone、大きくなったよ。強くなったよ。
あのとき彼らから離れてしまった人たちに、少しでも届いたらいいな。
そして、またどこかで会えたらいいな。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
佐藤くん。
最近は、少しずつ少しずつ自分の内面や思っていることを吐き出してくれるようになって、勝手にほっとしています。
君は1人じゃない。
1人で抱え込まなくても大丈夫。
力になってくれる人はたくさんいるはずです。
そして、
努力している姿を決して見せようとしない自信家なその一面が、格好良くて格好良くて悔しいです。
君の名前は 勝利。
世界中で誰よりも ”1番” が似合うよ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
中島くん。
貴方ほど”アイドルであることを楽しんでいるアイドル”をわたしは見たことがありません。
そして、その笑顔の裏で、想像もつかないほどの努力をしていることをわたしは忘れたくありません。
誤解されることもあったかもしれないけれど、その人柄で全てをねじ伏せてきたんじゃないかな。
Sexy Zoneの切り込み隊長。
とっても頼りになる最年長です。
今までも、これからも、中島健人に期待しかしていません。
頑張り過ぎる貴方なので、
たまには肩の力を抜いて、ゆっくり休んでね。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
菊池くん。
5年前のコンサートで必死に4!4!と手でアピールしていた貴方が、最後の挨拶で「俺、Sexy Zone結構好きなんだよね」と言った言葉の重みをすごく感じています。
そして、
貴方の言葉、行動に何度勇気をもらったかわかりません。
ファンはもちろん、きっとメンバーの4人も。
貴方は必死に隠しているけれど、
人の痛みに寄り添える優しさ、
人を包み込む優しさ、バレバレです。
時間の許す限り、
貴方の愛してやまない”きらきらした青春”の中で輝いている姿を、わたしたちに見せてください。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
松島くん。
コンサートの挨拶で
「僕幸せです」と言ってくれた言葉。
すごく嬉しかったです。
そして、その言葉をそっくりそのまま君に返したいと思いました。
優しすぎるくらい優しい君なので、
ファンのことを想うあまりに悩むことも多いんじゃないかと思います。
そんなにファンのことを考えてくれる君を応援できて、わたしは本当に幸せです。
ファンは君の味方だよ。
これだけは忘れないでね。
そして、
約束してくれて、ありがとう。
これからどんな景色をわたしたちに見せてくれるんだろう。
殻を破った新しい松島聡の世界を楽しみにしています。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
マリウスくん。
5年前あんなに小さくて甘えん坊だった君が、今では身も心もひと回り、ふた回り以上大きくなっていて、とっても心強いです。
君は真っ直ぐで、ピュアで、かわいくて。
どんな答えも優しく包んで受け入れてくれる柔軟な強さがとても素敵です。
そして、なんでも前向きに捉える好奇心旺盛な姿勢は、君の大きな武器であり、Sexy Zoneの武器でもあります。
身につけた知識は、いつか絶対に盾になって君を守ってくれるはず。
身長が1番高くなろうと、20歳を迎えて大人になろうと、君はずっとずっとSexy Zoneのかわいい末っ子です。
いつまでも優しく、気高くね。
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ツアーおつかれさまでした。
怪我なく無事に終わってよかったです。
それぞれのSTAGEで輝けるようにがんばります。
わたしも負けないよ。
遅ればせながら、5周年おめでとう。
そして、いつもありがとう。
5人を見つけて、応援することができて、
私は本当に幸せものです。
前だけを見て突っ走る5人の背中に、
振り落とされないよう必死にしがみついていきます。
Sexy時代はもうすぐそこまで来てる。
Sexy Zone、テッペン獲ろうね。